アーカイブ

トルマリン

トルマリン(電気石)tourmaline モース硬度 7.5

和名、電気石の名前のいわれは熱すると電気を帯びる性質があるからです。
トルマリンはリチア電気石、苦土電気石、鉄電気石、リディコア電気石に分類される。宝飾用として使用しているものは、主にリチア電気石です。この中でピンク系をピンクトルマリン、レッド系をルベライトと呼ぶ。
緑色・ピンク色・赤色・赤紫色・紫色・青色・橙色・褐色・無色・黒色と沢山の色があります。

アレキサンドライト

alexandrite(金緑石 chrysoberyl) モース硬度 8.5

クリソベリル(金緑石)の変種で変色性のあるものをアレキサンドライトという。
微量のクロムの含有で変色する。
クリソベリルは珍しい鉱物ではないが、光の種類で赤や緑色に変色するアレキサンドライトは
宝石としての価値もあり人気も高い。
カットされた宝石に比べると原石は余程上品質でカットして宝石になる原石以外は
希少石にもかかわらず見た目は良くありませんが、
青みが強い光線下では青色系の色に、赤みが強い光線下では赤色系の色に変化する
非常に稀産の鉱物です。
19世紀のロシア皇帝、アレクサンドルⅡ世にちなんで命名された。


エメラルド

エメラルド(ベリル 緑柱石) Emerald モース硬度 7.5

エメラルドの緑色は微量のクロムを含むためである。
ブラジル産エメラルドはクロムの含有が少なく、鉄とヴァナジウムによる緑色だそうです。
エメラルドの主な産状は花崗岩、ペグマタイト、雲母片岩である。
中でも1981年にゴヤス州で発見されたエメラルド原石は、サイズは小さいが質が高く、
ほとんどが研磨され宝石として市場へ出てしまいます。
80年代以降のブラジル産エメラルドはコロンビア産に匹敵する良品質のものが多い。
エメラルドは宝石にしたときに内部に傷の無い物はほとんど無いといっても良いでしょう。

水晶

水晶(石英) quarz モース硬度7

水晶の主要産地はブラジルである。
石英のうちで無色透明のものを水晶と呼んでいる。
水晶中にルチルが含まれていろいろな表情を見せてくれます。
水晶中に針状又は毛状のインディゴライトトルマリンがインクルージョンされ、
ブルーに見えるものが発掘されこれも珍しいです。

レインボークオーツ(和名:虹水晶)
結晶中に小さな割れ目を持つ透明の水晶。
ごく薄い裂け目状の割れ目に生じた光の干渉で7色の色彩が現れる。
それはとても魅力的で心が癒されます。

アクアマリン

アクアマリン(ベリル 緑柱石)aquamarine モース硬度7.5

宝石として最高品質のものはブラジル産である。ブラジル公用語であるポルトガル語ではAQUA-MARINHAといって海の水という意味で、その名のように海緑色をしています。色が濃く出るように、結晶の長手方向にテーブルファセットがカットされることが多い。ベリルの中でも黄色のものはヘリオドールと呼んでいる。

アメシスト

アメシスト(紫水晶)amethyst モース硬度7

アメシストは多色性があり見る角度によって、青または赤みがかった紫色になる。
羽根状インクルージョンと色むらの多いのが特徴です。アメシストの色合いは鉄イオンの含有量によって濃淡が決まる。ブラジル・バイア州産のバイア・アメシストがもっとも良質といわれている。

ガーネット

ガーネット(ざくろ石)garnet モース硬度 7

名前の由来はラテン語の種子を意味するgranatusから来ている。
“ガーネット”は一つの宝石名ではなくいくつもの種類が集まったグループ名である。  
和名も粒上結晶からざくろ石と言われている。

キャッツアイ

キャッツアイ cats eye (金緑石 chrysoberyl) モース硬度 8.5

花崗岩ペグマタイト中より産出するクリソベリル(金緑石)は珍しい鉱物ではないが、カボッションカットにすると眼の出るキャッツアイは宝石としての価値もあり、人気も高いもので、最も好まれるのは蜂蜜色、あるいは黄緑色をしたものです。クリソベリルはベリリウムとアルミニウムの酸化物で、先端のくさび形の結晶が特徴である。色合いは主に緑色、黄緑色、黄色、褐色などがある。キャッツアイ効果を示す石は沢山あるので、クリソベリル・キャッツアイと称するほうが正しい呼び名です。

モルガナイト

ベリル(緑柱石)の中で、ピンク系の色合いのものをモルガナイトという。米国の銀行家で宝石愛好家でもあったJ.P.モルガンにちなんで命名された。リチウムに富んだペグマタイト中に、鱗雲母、トルマリンと共に産出する。

ご挨拶

新春のお喜びを申し上げます
本年も宜しくお願いいたします
2009年元旦